コンパクトひな人形が人気のようです。                  新聞の解説によれば飾る場所が狭く、子育て世帯の経済事情から安価でコンパクトな商品が支持されているとのことでした。

例によって確かにその面もあるのでしょうが、思うこと。

去年のクリスマス、ケーキ屋さんは大混雑でした。そこで販売されている商品で気になったことがあります。「小さいクリスマスケーキ」です。通常1個売りで販売されている一人前サイズです。

そして列に並んでいる層を見ると半数程度がシニア層です。更に購入商品をみると先の「小さいクリスマスケーキ」の「チョコ」と「生クリーム」を1個ずつ計2個購入するケースが目立つことです。で価格ですが小さいですから当然安価に見えますが、通常のフルサイズのクリスマスケーキと割り返してみれば安価とは思えません。

「小人数世帯」「シニア世帯」「時間消費に興味」「日常の中の非日常性」から考えるとここも「ダウンサイジングマーケット」で「ノスタルジックマーケット」ではないかと思います。

「大きいことは良いことだ~」の時代を経て家庭内のインフラや社会的イベント・商品が大きいままで高止まりしているように思います。

先日「カレールー」の販売が減少しているとの記事がありました。「カレー」と言えば沢山のご飯を炊き、沢山のカレーを作り翌日にまで持ち越す食事だったように思います。

その食習慣が馴染む家庭環境が減少したのだろうと思います。

「食べ物」は日々のことですから如実に先行して現れたように思います。その他の高止まりしている家庭内インフラや社会的イベント・商品の「ダウンサイジング化」供給側は考える必要があるように思います。